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12月に入っても暖かい日が続いていましたが、ここ一週間くらいから雪がやってくるようになりました。
初雪が降る頃に、いつも想うのは、父のことです。 いつも何気なく冗談をとばし、娘2人から「面白くない」と言われそれでも「あっそ」とひょうひょうとしている父が亡くなったのは、2001年の1月27日のことです。 49歳、肺がんでした。 がん告知を母が受けたのは、亡くなる丁度1年前のことでした。そのときはまだ、「どこがガンなの?まだ全然丈夫だしピンピンしてるし」と、現実味の無さばかり頭の中にあったような気がします。普通に仕事に出かけ、普通に孫(妹の子供)を可愛がってどこへでも連れて行って、そんな普通の生活をしていた父は、「ほぼ悪性の腫瘍が肺にできている。抗ガン剤の治療を受けるが、必ず治ります」と、医師からは説明を受けていたようです。 抗がん剤の治療をしながら時は経ち、秋口から腹水がたまり救急センターへ運ばれたころからでしょうか。だんだん、父が痩せて行きました。そして冬の始まりに入院し,個室での生活へ。寝たきりになり、亡くなる1ヶ月前にはモルヒネの投与が始まりました。 ゆっくりでそして早く、「そのとき」は真実となったのです。 わたしは毎日「白米が食べたい」という母にごはんとおかずを届けに、父と話をしに、病院へ通っていました。 亡くなる、すこし前でしょうか。私が父宛の年賀状を病院に届けに行ったときのことです。 「パパ、年賀状来てたよ~」 「おう、ありがとね」 「はーい」 これが、父が私に言った最後の言葉でした。それきり、父は話すことができなくなり、数十日後に最期を迎えたのです。 その日は、夕方に私の会社に母から「もう、家族を全員集めてあげてくださいって言ってるから・・・」と連絡があり、会社を早く出て病院へ向かいました。 出勤前に様子を見に行ったとき鼻血が少し出ていましたが、だんだんその量が多くなって来たんだそうです。限界の体のありとあらゆる部分から、出血が始まりました。 静かに眠る父。呼ぶと「うーん…」と、全力で返事をしていました。全く話もできなかったというのに。本当に頑張っていました。母と妹と妹の旦那さんとわたしで「もう、いいんだよ。充分頑張ったんだもの…」と話しかけていました。 午後9時30分。父は眠ったまま、息を引き取りました。 か細くなりすぎた足首に触りました。真摯に病気と向き合った、父の姿。少しでも覚えておきたかった。涙も出ませんでした。むしろ、誇りでした。 家に父を迎え入れる準備をするために、病院を出たときでした。 雪が、5時間ほどの間に私の太ももくらいの高さまで積もっていました。その短い時間の間に、記録的な大雪となっていたのです。 思わずその場で少し、泣き崩れてしまいました。 何か父は伝えたかったのだ、だから旅立ちのはじまりにこんな雪を降らせたのだと。 そこではじめて、わたしは父の死を本物として受け入れたのでした。 わたしにも言い足りないことがたくさんあった。 「ありがとね」っていう最期の言葉にそっけなく返してしまったことへの後悔。 父は、生きていけないことを知っていたのだろうか。 それなのにリハビリを頑張ると言い通していたのか。 一体何を思っていたのだろう。それを、伝えて欲しかった。 わたしも、何か何でもいいから話がしたかった。だから、その場から帰れなかった。 こんなに言い尽くせない感情がこみ上げてくるなんて思わなかった。 初雪の頃と、大雪が降ったときには、いつも雪が降ってくる方の空を見上げてしまいます。 亡くなってから疑問ばかりが増えてきます。その疑問を、いつも空へ問いかけたりします。 答えはもちろん、返ってきませんが。 父のことを、今さらながら尊敬しています。 飄々とした雰囲気の中には、強さと優しさを秘めていたことも気がつきました。 いつか私も父のような人間になれたら・・・と、思う、雪の夜です。
by dog_mathew
| 2004-12-27 01:56
| たわわごと。
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